電線に近い庭木は、枝を切る前に電線の管理者へ相談し、安全上必要な確認を済ませてから剪定・伐採の計画を立てましょう。枝が触れている、触れそうに見える場合は、自分で切ったり引っ張ったりせず、福岡県では九州電力送配電の窓口へ状況を伝えてください。木を残すか撤去するか、枝葉の処分をどうするかは、その確認内容を踏まえて伐採業者と相談する流れが基本です。
想定読者:庭木や敷地内の大木が電線に近づき、相談先や依頼の順番に迷っている所有者・管理者の方。
前提条件:主に福岡県の住宅敷地を想定しています。電線の種類・管理者・現場条件によって対応は異なります。この記事は相談準備のガイドであり、現場での安全距離や作業方法を判定するものではありません。
情報確認日:2026年10月9日
アイキャッチはAIで生成した説明用イラストです。実際の施工写真や安全距離を示す図ではありません。
電線に近い庭木を見つけたら、まず相談する
九州電力送配電は、電線付近で作業する場合の事前連絡と、樹木が電線に接触しているような場合に自分で剪定・伐採しないことを案内しています。相談先は、電気料金の契約窓口とは区別して、九州電力送配電の配電事業所・送配電コールセンター一覧で確認できます。
出典:九州電力送配電「送配電線近くでの作業は感電にご注意ください」
見た目だけで「まだ大丈夫」と決めない
電線と枝の距離を確かめるために、脚立に上る、長い棒を伸ばす、枝を動かすといった行動は避けてください。離れた場所から見える範囲の状況を伝え、線の種類や対応の判断は管理者に確認しましょう。距離が分からない場合は「分からない」と伝えて構いません。
切れた線や垂れ下がった線には近づかない
切れた電線を見つけた場合は、撮影や枝の片付けを優先せず、近づいたり触ったりしないでください。九州電力送配電も、切れた電線から離れて連絡するよう案内しています。詳しくは「切れた電線に近づいたり、触ったりしないでください」をご確認ください。
電線の確認と庭木の工事は、相談内容を分けて整理
「電線に影響する部分の対応」と「庭全体をどう整えるか」は、同じ範囲とは限りません。先に電線側の確認を行い、その結果とご希望を伐採業者に共有すると、依頼の行き違いを減らせます。
相談の順番を整理する図
- 近づかず、見える状況を整理
場所・枝と線の位置関係・気づいた時期を確認できる範囲でメモ。 - 電線の管理者へ相談
現場確認の要否と、樹木作業に先立つ対応を確認。 - 確認結果を伐採業者へ共有
木を残す/撤去する希望、処分、搬出条件を相談。 - 担当・範囲・日程を決めて工事へ
誰がどの連絡・作業を行うかを、着手前にすり合わせる。
接触や断線が疑われるときは、情報をそろえることより管理者への連絡を優先してください。
| 見える状況・ご希望 | 最初の相談 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 枝が電線に触れている/触れそう | 電線の管理者 | 現場確認、電線側で必要な対応、作業前の連絡先 |
| 切れた線、垂れ下がった線がある | 近づかず電線の管理者へ連絡 | 発見場所と見える状況。自分で線や枝を動かさない |
| 接触していないように見えるが、電線近くで剪定・伐採したい | 着手前に電線の管理者へ相談し、業者にも共有 | 事前確認・調整の要否と、その担当 |
| 庭全体の枝葉を減らす/大木を撤去したい | 電線に関する確認結果を踏まえ伐採業者へ | 残す木、撤去範囲、搬出・処分、見積もりの内訳 |
電力会社が庭木をすべて切ってくれるとは限らない
九州電力送配電のFAQでは、樹木の接近が保安上問題になる場合の伐採と、現地確認の必要性を説明しています。庭全体の整備まで含むか、どこまで対応するかは個別に確認しましょう。費用負担も、確認前に「無料」「必ず自己負担」と決めつけないことが大切です。
相談前に用意する情報のチェックリスト
分かる範囲で、次の情報をまとめておくと相談が進めやすくなります。危険な場所に近づいて確認する必要はありません。
- 樹木の所在地と、道路や建物など場所を伝えやすい目印
- 所有・管理している木かどうか。分からない場合はその旨
- 枝が触れているように見えるか、線が垂れているかなど、見える状況
- いつ気づいたか、以前と比べて変化があるか
- 安全な場所から撮れる場合だけ、木と周囲の位置関係が分かる写真
- 電線の管理者に相談済みなら、受けた説明と次の対応
- 木を残したい、撤去したい、今後の手入れを減らしたいなどの希望
写真は無理に近寄らず、全体の位置関係を
伐採の見積もり相談では、木だけでなく建物・塀・道路・搬出経路の位置関係も伝えましょう。写真が撮れないときは、文章だけで相談できます。電線の種類を推測して書くより、「庭の木の上を通る線」「道路沿いの電柱から延びる線」など、見えていることをそのまま伝える方法が適しています。
剪定・伐採の見積もりで確認する項目
電線側の確認ができたら、残す木と切る範囲を整理します。枝を減らして木を残す案と、木を撤去して管理方法を変える案では、目的も作業範囲も変わります。現地の条件と今後のお手入れを踏まえて相談してください。
- 電線に関する調整:事前連絡、現場確認、必要な対策について誰が手配するか
- 樹木の作業範囲:剪定か伐採か、対象の木と枝、切り株や抜根を含むか
- 現場の条件:建物・塀との距離、車両の進入、枝や幹の搬出経路
- 処分と仕上がり:枝葉・幹の処分、片付け、残す部分
- 費用と日程:内訳、別途手配の有無、条件が変わった場合の再確認方法
当社の費用のことでも、周辺環境、人員、運搬や作業後の処理によって費用が変わることをご案内しています。掲載例をそのままご自宅の金額に当てはめず、現地条件に合わせた見積もりをご確認ください。伐採後の仕上がりは、切り株を残すか・抜根するかの判断ガイドも参考になります。
福岡県近郊の庭木・大木は、現場条件を共有してご相談ください
株式会社オーエヌグループでは、住宅や建物、電線が周囲にある現場の伐採事例を公開しています。例えば博多区の、電線・建物に近接した大木の施工事例では、成長した枝葉の周辺への影響と、伐採後の管理のしやすさをご紹介しています。個別現場の事例ですので、同じ方法や金額で施工できるとは限りません。
電線の管理者に確認した内容、木を残したいかどうか、周辺の状況をお知らせください。当社のオンライン無料見積もりでは、現場写真を添付した相談も受け付けています。対象地の対応可否は対応エリアとお問い合わせでご確認ください。ご依頼の進め方は大木切りの流れをご覧いただけます。
電線への接触や断線が疑われる場合は、当社の見積もり回答を待たず、まず電線の管理者へ連絡してください。
電線に近い庭木についてのFAQ
Q1. 電線に枝が触れているように見えます。自分で少しだけ切ってもよいですか?
自分で剪定・伐採せず、電線の管理者に相談してください。九州電力送配電も、接触しているような樹木は自分で切らずに連絡するよう案内しています。
Q2. まだ触れていなければ、業者への依頼だけで進められますか?
電線近くで作業する場合は、着手前に電線の管理者へ相談してください。受けた説明を業者に共有し、必要な連絡や対策の担当を確認しましょう。
Q3. 電力会社が庭木を全部撤去してくれますか?
すべての木や庭全体の整備まで対応するとは限りません。保安上必要な対応と、ご希望の剪定・伐採の範囲を分けて確認してください。
Q4. 電線から何メートル離れていれば安全ですか?
この記事では一律の安全距離を示していません。電線の種類や作業条件によって判断が異なるため、管理者へ確認してください。自分で距離を測るために近づくことは避けましょう。
Q5. 電線なのか通信ケーブルなのか分かりません。
外見だけで断定せず、分からないことを伝えて相談してください。線に触れたり枝を動かしたりして確認する必要はありません。
Q6. 電線近くの伐採は、通常よりいくら高くなりますか?
一律の加算額はご案内できません。電線側の確認結果、作業範囲、車両の進入や搬出・処分などの条件を整理し、必要な項目を含めた見積もりを確認してください。
Q7. 写真を撮れなくても、見積もり相談はできますか?
はい。所在地、木や周辺の状況、ご希望を文章でお知らせください。写真は安全な場所から撮れる場合だけで構いません。電線への接触や断線が疑われる場合は、見積もりより管理者への連絡を優先してください。